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人材教育の株式会社総合教育研究所

世界が認めるグローバル人財とは!(1)〜過去と未来の時間軸のバランス〜

JUGEMテーマ:ビジネス
◆会議の点検
 まずは、皆さんが、普段、職場で参加されている会議のことを思い出してください。取り上げられているテーマは、どちらが多いでしょうか? どちらに、時間とエネルギーを掛けているでしょうか?
  ⇒過去の事を取り上げる・・・
  「どうして、目標が達成できなかったんだ?」「クレームの原因は何んだ?」「なんで、ちゃんと準備しなかった?」

  ⇒未来の事を取り上げる・・・
  「達成したい目標って何?」「どんな職場にしたい?」「どんなビジネスマンになりたい?」「あなたの夢は何?」


 大半の職場が、未来のことより、圧倒的に、過去のことをテーマにしていることでしょう。最近、気付いたことは、どうも、私たち日本人は、仏教の影響があると思われますが、無意識の内に、「反省、つまり、過去の時間軸をとても大切にしているんだ」と言うこと。この事は、決して、悪いことではありません。ただし、どうも、反省で自己満足する傾向があるようです。何としても夢を実現するぞ、成功したいという志向性が弱いようです。過去を振り返り、反省するのは、明日のため、未来のためです。マネジメント・サイクルであるPDCAPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)>のCheckは、明日のため、未来のためにあるのです。
 
◆なぜ、日本で改善小集団活動QCサークルが発展したのか
戦後、デミング博士が指導された改善小集団活動QCサークルは、アメリカでは普及しなかったのに、日本では、すんなりと取り入れられ、一時、世界一の製品を作れるバックボーンになった理由の一つが、過去を振り返り、反省するという日本人の文化にあったのではないでしょうか。
 
◆未来の時間軸を意識しよう
 一方、アメリカに代表される文化は、日本とは反対で、どうも、過去の時間軸に意識を向けて反省することが嫌いな代わりに、アメリカン・ドリームやナポレオン・ヒルに代表される成功哲学に象徴されるように、未来の時間軸が強いようです。ぜひ、日本人の私たちも、この未来の時間軸を自分のものにしたいものです。
 今号で、私が皆様にお勧めしたいことは、ワクワクする未来を夢見る生き方です。私の名刺には、3つのビジョンを載せてあります。
 個人のビジョン 家族のビジョン 組織のビジョン
 ビジョンを語り合う時、私たちの眼は輝くようにできています。
「どうしたいのか?」「どうなりたいのか?」を熱く語り合う場を創りましょう。そして、イメージ・トレーニングを取り入れましょう。疑似的であろうと、成功体験を得ることができるからです。夢を見える化したものがビジョンです。
 
◆未来の夢に描きたいもの
皆さんは、「地球憲章」と「地球市民」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
「地球憲章」とは、2000年に、国連が、世界70億の人に向けて発表したもので、「地球環境を維持するために必要な、国家および国家間の行動のための新しい規範」として定められたものです。
この「地球憲章」の前文の中で、「私たちが未来に向かって前進するためには、自分たちは、素晴らしい多様性に満ちた文化や生物種と共存する、ひとつの人類家族であり、地球共同体の一員であるということを認識しなければならない。」というメッセージが語られています。
 「地球市民」とは、この前文のメッセージにある「私たちは、ひとつの人類家族であり、地球共同体の一員である」という意識をもち、行動している人々のことです。自分の夢の中に「地球市民」としての意識が持てるよう、そして、日々の生活において、行動できるようになることが私自身の成長目標でもあります。
 
| 世界が認めるグローバル人財とは | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0)

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