会社概要 | お問い合わせ | サイトマップ

人材教育の株式会社総合教育研究所

<< 採用適性分析から見えてくる人財像(3) | main | 関東ニュービジネス協議会の役割―ベンチャーの世界― >>

採用適性分析から見えてくる人財像(4)

―どういうことに意欲・ヤル気を出すか―

職場の士気の高揚、課題達成に向けての原動力や生産性の面に加えて、自己実現に向けてのエネルギーに相当する「欲求の側面」を測定してみましょう。CUBIC個人特性分析では、個人の意欲・モチベーションの状態を測定することができます。
欲求を10の項目に分類し、「ヤル気を出すのはどのような時か」など、欲求水準を明確にすることによって、個人の成長動機や欲求不満への耐性を把握することができます。上司や会社がその人の欲求を満たすことができれば,仕事に対してより強く動機づけることができます。
では、“行動を促す”欲求の種類を順に見ていきましょう。
●達成欲求この欲求が高い人は、新しいことや難しい事へ挑戦したいという傾向が強く、そのための努力は惜しまないと言った傾向があります。ねばり強くやり抜く姿勢があり、一か八かの掛けよりも、確実に成功する方法を選択しようとします。従って、人間関係も、親しさよりも、実力重視といったところが見受けられます。
逆に、この欲求が低い人は、苦労して目標を達成するよりも安定した環境を好みます。ただ、低いままでは、いい仕事はできません。メンバーが“挑戦したい”という動機をもてる手助けがリーダーの役割となります。

●親和欲求この欲求が高い人は、交際範囲は広く、誰とでも仲良くなれるといった傾向を持っています。達成欲求とは逆の要素が強く、人間関係は実力よりもその人との関わりの深さを重視します。従って、人に何かを与えるといったことも、積極的にできるタイプです。仲間と競い合うよりも穏やかな環境の中にいることを好みます。
逆に、この欲求が低い人は、世の中は実力と努力が大切で、友は能力のある人を選びます。欲求が低い人を切り捨てないように注意が必要です。
親和欲求が高いことは、とても良いことですが、本音で互いの成長課題をフィードバックし合い、切磋琢磨し合える関係がなくては、単に“仲良しクラブ”になってしまうことに気をつけなければなりません。

●求知欲求ルールに縛られたり、手順道理に行うといったことが苦手であり、常に、新しいことに取り組もうとしたり、新たな情報を得ようとします。しかしその事があまり高じると、気分屋な行動を取ったり、ものを大切に扱う
ことができなかったり、人付き合いに於いても淡泊になったりする場合があります。知的好奇心が旺盛で、新しい事や違う手順・情報を追い求めることを好みます。
逆に、この欲求が低い人は、周りの環境の変化は好まず、ルールや既存のものを尊重します。
求知欲求は、私たち自身の人間的にも、能力的にも成長するには欠かすことができません。達成欲求が高くなれば、求知欲求は自ずと高くなります。ミシュランの三つ星を獲得した「すきや橋次郎」の小野次郎さんは82歳の今でも、美味しいお寿司にこだわり続けて工夫の日々を送っておられるんですね。求知欲求の高さを感じるお一人です。

●顕示欲求
自分の意見や、行動結果が注目されることに喜びを感じたり、常に人にほめられることをしたいと願っています。その為か、型どおりのやり方を好まず、人と違ったやり方を考えたり、実行したりします。自分が輪の中心となり人を楽しませたりすることを好みます。
逆に、この欲求が低い人は、輪の中心となるよりもあまり目立たず静かにしていたいのです。
独りよがりではなく、相手に喜んでもらえることを忘れないようにして、顕示欲求エネルギーを使えたら素晴らしいですね。

●秩序欲求
規則に従順で、外れた行動はとれません。そのルールの中では、じっくり物事に取り組むことができ、長続きします。きれい好きで、ものの手入れも行き届いており、長持ちさせることができるタイプです.
逆に、この欲求が低い人は、多様な価値観や人間関係/状態を受け入れることができる人です。

●物質的欲望
動くことの対価としてお金を得、それを増やしたりすることに対して、非常に興味があります。また、自分の好みのものであれば、惜しみなく使うこともできます。気に入ったものであれば長く大切にするし、逆に失ったときのダメージも大きいでしょう。モノやお金を獲得し、失いたくないなど物欲が強いと言えます。
逆に、この欲求が低い人は、モノやお金などに未練を持たず、あっさりしています。
モノやお金を獲得を目的にしてしまわない限り、物質的欲望が高いことを恥ずかしがることはありません。

●危機耐性
物事を明るく受け止め、悲観的になることが少なく、状況が多少悪くても、自己崩壊することなく、あまり気にせずに対応することができます。冒険心もあり、ねばり強く物事を行えるタイプです。逆境に耐え、苦しいときも我慢強くやり抜こうとします。
逆に、この欲求が低い人は、逆境になると悲観的になり、自己崩落する可能性があります。
「プラス思考」へ考え方を変えるだけで、危機耐性は高くなります。

●自律欲求
あれこれ人に指図されたり、自分の意志では行動できないといった制約に、強い拒絶感を示すタイプです。鶏口牛尾的な精神の持ち主で、自分の意志で行動できるといった環境に於いては、周りを気にせず、実力を発揮することができます。
逆に、この欲求が低い人は、自分らしい生き方を追求するより人のカを頼ることを好みます。
「人生ビジョン」を持ちましょう。自分の人生を自らの力で切り開く喜びが味わえます。

●支配欲求
多少、言いにくいことでも、必要であれば苦言を呈することができ、また上から下を押さえつけるといったやり方はせず、全体をまとめ、良い方向へ導こうとする傾向があります。必要であれば苦言も言え、全体をまとめ良い方向へ導こうとします。
逆に、この欲求が低い人は、人をまとめ自分が先頭に立つような事には消極的です。
自分のために、人をコントロールするのではなく、相手のために行動することで、周囲に貢献できるエネルギーです。

●勤労意欲
活動的で、人から言われなくても率先して行動します。集団の中では周囲への気配りもでき、一人でじっとしているよりも、体を動かし、何かに取り組んでいる方が多いといった傾向があります.
逆に、この欲求が低い人は、言われる迄行動せず、一人でじっとし
ている可能性があります。
 仕事に使命感(ミッション)を感じている人は、この欲求が高い人と言うことが出来るでしょう。

 自分の意欲の特徴を知ることで、「どの欲求が高い人間になりたいのか」という、なりたい自分の成長イメージが欲しいところです。
行動を誘発する要因は「意欲・やる気」といったエネルギーです。このエネルギーが湧き上がっている人と、内なる井戸から湧き上がってこない人とでは、仕事の成果に極端な差が出てきます。
組織のリーダーの管理職にとっても、家庭のリーダーの父・母にとっても、メンバーや子供のやる気・意欲を引き出す力が求められています。
| 採用適性分析から見えてくる人財像 | 07:26 | comments(0) | trackbacks(1)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://iroha.sogokyouiku.com/trackback/1046318
トラックバック
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/04/21 4:21 AM |

<ご相談・資料請求などは、下記までお気軽にどうぞ。>

このページの先頭へ
更新情報
最近のもの
カテゴリー
過去のいろは帖
総合教育研究所代表 石橋正利のブログ
更新情報
【 無料メールマガジン 】

「経営いろは帖」は、毎週1回(月曜日)にお届けする無料のメールマガジンです。
メール版をご希望の方は、こちらからカンタンに登録が出来ます。

※「まぐまぐ!」にてメルマが発行しています。 ボタンを押すと、「まぐまぐ」登録完了画面に移動します。