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経営革新に成功するための組織づくり(2)

協働し合う関係づくり

 「協働し合う関係」とは、どのような関係を言うのでしょうか。
ヒントは、サウスウエスト航空の創業者ハーブ・ケレハーの「恐れではなく、愛によって結束するとき、会社は強くなると私たちは思っています。」という言葉です。
 恐れとは何でしょう。QCサークルの生みの親であるデミング博士の教えの中にも、「全員が会社のために効果的に働けるように、恐怖心を取り除くこと」という表現が出てきます。(出典:ジョイ・オブ・ワーク/吉田耕作/日経BP)

 「リーダーシップとは人々や機械や装置がよりよい仕事をするのを助けることである。」「目標による経営をやめること。数字や数値目標による管理をやめること。リーダーシップで置きかえること。」という表現から見えてくることは、管理することがリーダーシップという勘違いが、社員に恐れを生じる可能性があることを戒めているのではないでしょうか。
デミング博士の説くリーダーシップの考え方は、サウスウエスト航空では、すでにハーブ・ケレハー個人のカリスマ性の枠を離れ、組織のメンバー一人ひとりの心に根付いているようです。

 サウスウエスト航空のハートのマークに象徴されるような、「どうしたら会社は人を愛せるか、どうしたら人は会社を愛せるか、どうしたら毎日喜んで職場に通えるか」をいつも考えている会社なんて、世界七不思議の一つかも知れません。

 社員は、一緒に働いているのは、他人ではなく、親しい友達という意識なんですね。「いつも、お互いが仲間意識で結ばれているんだ」「ただ、自分がやってもらいたい事をしてあげているだけです」とサラリと語る彼らに、心が通い合う関係を感じます。これが日本の職場の話ではなく、アメリカの職場の話だなんて、信じられないと思いませんか。

 このハーブ・ケレハーの言葉を行動指針にあらわしたものが、以下の4つの指針です。
1)お互いに心から尊敬しあう⇒人間としての誇り、仲間であることの誇りを認め合う関係
2)他の人を助けに行こう⇒仲間としての貢献意欲
3)その人の態度を見て雇い、技術は後で習得させる⇒人間性・価値感に基づいた採用基準
4)自分らしくいられる自由⇒管理される存在からエンパワーメントへ

さて、「協働し合う関係」作りの上で、最大の壁は、仲間意識と正反対の互いに無関心であることです。従って、メンバーが喜んで協力して働きたくなるチームになるためには、メンバー間の「相互理解」が不可欠となります。「相互理解」が生まれることで、お互いの関心が高まり、貢献意欲が生まれ、 助け合う関係が形成されることになります。自然に!です。この状態が「協働し合う関係」です。絆が生まれると言いかえることもできます。「協働しろ」と上司が命令・管理するのではなく、メンバー同士が「協働したい」からそのように行動する職場にして行きましょう。
 その結果として、私たちは、どうも、貢献し合うことができ、自分たちが価値ある存在であることが自覚でき、他のチームのメンバーからもそう思ってもらえていることを実感できるようになるようです。このことが、自己成長を促し、メンバー相互に学びあう関係、学習する組織をも生み出すことになるんでしょう、素晴らしいですね。

ここで、協働し合う関係を形成する基本姿勢を整理してみましょう。
〔槁乎成に向けてメンバー各自の使命、役割をはっきりさせる。
▲瓮鵐弌爾自由闊達に意見が述べ合えるように、どんな意見も傾聴する姿勢をもち、リーダー自ら、失敗体験や弱みも自己開示する。
メンバーのモチベーションを高めるために、本人の納得の得られる“合意の形成”に至るコミュニケーションを働きかける。
ぅ瓮鵐弌爾了っている固有のノウハウを共有化できるチームを育てる。
テ頃からメンバーに関心をもち、言動に注意し、タイムリーな声かけでメンバーとの信頼関係を築く。
Ε蝓璽澄爾当事者の一人として、メンバーの失敗から学ぶプラス志向で目標達成のための支援をする。

 具体的な取り組み方法を紹介すると、「オフサイト・ミーティング」と「ストロークのプレゼント」があります。
 オフサイト・ミーティングとは肩書きや部署の立場を離れて、気楽にまじめな話をし合う場です。互いの人間性や背景を理解することで、信頼関係が深まります。
 《オフサイト・ミーティングのルール》
  仝書きで呼ばずに「〜さん」と呼ぶ
  語る人は、その場面が聴いている人に伝わるように、映像的に語る
  D阿い討い訖佑蓮語っている相手の話を批判しない
  つ阿い討い訖佑蓮△茲蠢蠎蠅鮹里襦⇒解するために質問をする
  セ纏の話はしない。人間性が分かり合えるテーマにする

 さらには、“自己重要感”を高めるストロークをお互いにプレゼントし合いましょう。
《スキンシップとハートシップ肯定的ストローク》
  …礼、会議やミーティングを始める前に、握手をし合う。
  長所を他のメンバーからプレゼントし合う。
  0貊錣忙纏ができてうれしい理由を感謝を込めてプレゼントし合う。

●肯定的・肉体的ストローク
主に身体を通して伝えるスキンシップ さする・おぶう・握手
肩にふれる・抱擁

●肯定的・心理的ストローク
主に音声を通して伝えるハートシップ 感謝する・挨拶する・うなずく・微笑む・ほめる・理解する・傾聴する・励ます
| 経営革新に成功するための組織づくり | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0)
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