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偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)再考

偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)再考
−考えて、考えて、考え続けて人と会う−

 松下幸之助さんが、松下政経塾を作ったとき、塾生の採用基準として第一に掲げられたのが、 柳生家の家訓を思い出すのです。

「小才は縁に逢って縁に気づかず。
中才は縁に逢って縁を活かさず。
大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす」


 NHKのプロフェッショナルの番組で初めて知った“偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)”のことを再考してみましょう。
番組で、セレンディピティのケースとして取り上げられたのが、英語講師・竹岡広信さん(「ドラゴン桜」のモデル)です。

 竹岡さんは、京大工学部に入学した頃は、エンジニアを目指していたそうです。ところが、実家の塾で、アルバイトで英語を教えないかと誘われ、塾の講師をすることになります。まずは、3000の英単語の丸暗記など、自分の受験勉強の方法をそのまま生徒に教えたそうですが、なんと男子全員不合格という結果に終わります。失敗したまま終われないと、文学部に編入し直し、英語の勉強をしながら、塾講師の仕事に没頭します。しかし、生徒の成績は一向に上がらないまま、ついには、大学も留年を繰り返し、休学状態に陥ります。自暴自棄になって、酒やパチンコに入り浸る毎日、それでも、“英語のことが頭から離れなかった”そうです。
ここが、“考えて、考えて、考え続けて人と会う”という偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)に必要な条件が形成されて行くことになります。
竹岡さんは、そんな状況の中で、毎日のように通った居酒屋で、人生のどん底を味わいながらも懸命に生きる男たちと出会うことになります。彼らと話すうちに、英文も、彼らと同じように何かを伝えようとしている言葉だと気づきます。英文に書かれていることは人間の生きざま、そのものなのだと気づくわけです。そして、もう一つ、パチンコ店では、競馬好きの常連客から、「好きになれば身に付くんだ」ということを実感させられます。

この二つの気付きから、竹岡さんは、英語の教え方を一変させることになります。受験テクニックでなく、人生のドラマとして、言葉としての面白さを教えるようになります。偶然のように見える“袖触れ合う他生の縁もこれを活かす”出会いが、壁を乗り越える思わぬヒントになったわけです。
私がやってこれたのも、正に“袖触れ合う他生の縁もこれを活かす”こと以外に思い当たりません。使命感、志に代表される“考えて、考えて、考え続けたい”事柄を持っている状態こそが、“偶然の幸運をつかむ能力(セレンディピティ)”を発揮していると言えるのではないでしょうか。
“セレンディピティ”いい言葉ですね。
| 自己実現 | 13:22 | comments(0) | trackbacks(0)
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