会社概要 | お問い合わせ | サイトマップ

人材教育の株式会社総合教育研究所

<< 万人幸福の栞(3)―丸山敏雄の世界― | main | 七福大笑い―七福神と笑おう会― >>

目標管理の勘違い―想像と創造―

 改善活動の生みの親であるデミング博士の目標に対する考え方を、吉田耕作博士の著書「ジョイ・オブ・ワーク/組織再生のマネジメント」から教えてもらいましょう。
「”無欠点”(zero defect)や”より高い生産性を”、とかいうようなスローガン、激励、目標等は一切止めること。目標による経営をやめ、数字や数値目標による管理をやめること。工場内で数量割り当て(Quotas)をやめること。代わりにリーダーシップを発揮すること。リーダーシップとは人々や機械や装置がよりよい仕事をするのを助けることである。仕事に対する誇りを奪うような諸障害を取り除くこと。監督者の責任は数量だけの管理から質の管理に変わらねばならない。」
 このデミング博士の目標に対する考え方を知ったとき、今までのビジネスマン人生の価値観が根底からひっくり返ってしまった。それまでは、目標は上からブレークダウンされて来るものだと思いこみ、目標はプレッシャーの対象でしかなかったからである。

 目標管理をやっていない企業はないと言ってよい。問題は、“目標”があることが、ジョイ・オブ・ワーク(仕事に喜びを感じる)にならない現状にある。その原因をデミング博士は、“リーダーシップ”にあることを見抜いている。「目標を与える代わりに、目標を自ら掲げて挑戦する組織」をつくれるリーダーシップを組織のリーダーに求めている。
 では、このようなリーダーシップを発揮するにはどうすればいいのか?
そのために、デミング博士の言う「よりよい仕事をするのを助けること仕事に対する誇りを奪うような諸障害を取り除くこと。」を考えてみよう。
 まずは、“目標”に魅力がなくてはね。販売目標や生産目標の“数字”そのものに、魅力を感じる人はまずいないでしょう。だから、“目標”を達成したいという動機が出てくるはずがない。この状況下で、目標を達成させたいと思う経営者やマネジャーは、「目標が達成できないやつは、能力がないと見なす」と恐怖心を煽って社員や部下をコントロールしようとしてしまう。

では“目標”に魅力がもてるようにするにはどうすれば、いいのか?
 私たちは、人間ですから、“目標”を達成することが、誰かの役に立ち、誰かの喜びにつながっていると実感できることが大切なんですね。
 デミング博士も「製品やサービスをつねに向上させたくなる不動の目的を打ち立てること」を掲げているのも、“不動の目的”つまり、使命感を伴う存在価値が感じられる職場環境をつくろうということでしょう。
 まずは、「何のための働くのか」を一人ひとりが職場で語り合うことから、始めましょうか。

 わくわくする“目標”がもてるようになったら、その達成した状況を“想像”しましょう。五感のすべてを使って感じましょう。その場の雰囲気、聞こえてくる人の声、周りに見えるもの。そして、喜びにあふれている自分自身を感じてみましょう。それが、“創造”につながります。喜びにあふれる感情のエネルギーが、“目標の創造”につながるからです。
| マネジメント | 12:27 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://iroha.sogokyouiku.com/trackback/1385263
トラックバック

<ご相談・資料請求などは、下記までお気軽にどうぞ。>

このページの先頭へ
更新情報
最近のもの
カテゴリー
過去のいろは帖
総合教育研究所代表 石橋正利のブログ
更新情報
【 無料メールマガジン 】

「経営いろは帖」は、毎週1回(月曜日)にお届けする無料のメールマガジンです。
メール版をご希望の方は、こちらからカンタンに登録が出来ます。

※「まぐまぐ!」にてメルマが発行しています。 ボタンを押すと、「まぐまぐ」登録完了画面に移動します。