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幸せな夫婦を紡ぐコミュニケーション(3)

幸せな夫婦を紡ぐコミュニケーション(2)で、自己への気づきを深め、自分の気持ちを理解するためのツール「五つの気づきの鍵(感覚・解釈・感情・意図・行動)」をご紹介いたしました。
 今号では、夫婦や親子、上司と部下などの関係において、相手の気持ちを理解することについて考えてみましょう。もちろん、そのためのツールは、同じ「五つの気づきの鍵」です。それと、「立場の違いを理解する」「傾聴するスキルを習得する」二つを追加します。
 その前提として、もともとコミュニケーションとは、何でしょう? という問いの答えを考えてみてください。
実は、コミュニケーションとは、自分が意図している情報を相手に伝達することではありません。相手の意図している情報を推測し、できるだけ理解することです。双方で、このコミュニケーションの目的を確認し合うことから始めましょう。私もつい、腹を立てたり、一方的な話をしてしまうことがありますが、このコミュニケーションの目的を忘れているからに他なりません。

●相手の気持ちを理解する鍵(1)−立場の違いを理解する−
 立場とは、絶対的なものではなく、時代や地域、所属、肩書等によって様々に変化して行きます。
古い話ですが、戦後の私たちの時代は、社会が権威づけてくれる立場の崩壊といえましょう。「上司は部下の熟れの果て、親は子供の熟れの果て」という言葉が流行った時期があったように、家長としての父親の権威ある立場からの追放、上司という立場の権威の失墜等があります。
さらに、立場というのは、なかなかその「立場」になってみないと本当には理解しきれないということがよくあります。なぜなら、私たちは、「自分の立場」でしか物事を見ることができにくいという傾向をもっているため、容易なことでは相手の立場に立つことができません。
例えば、夫の立場では「俺が働いて家族を養っているんだから、家族は俺の言うことを聞け」と考える人が出てきます。一方、専業主婦の立場では「何言ってんのよ。家事は労働価値に換算すれば、すごいのよ。私が家事をし、子育てしているから、あなたは働けるんじゃないの。感謝の一言ぐらいあって、いいんじゃないの」となりがちです。
職場でも、売れない営業マンを部下にもつ立場の上司は「冗談じゃないよ。給料分も稼がないのかよ。参ったな。」と嘆いて「目標達成しない営業マンは、営業失格だぞ」と怒鳴るかも知れません。売れない営業マンの立場では「文句言うだけでよく高給もらえるな。怒鳴るだけで給料もらえるなら、幼稚園児でも上司はできるわ。やってられない」となるかも知れません。

「立場の違い」は、
◎利害が異なる
◎価値観が異なる
◎視野の拡がりが異なる等
衝突しやすい要素を際立たせることになります。衝突を回避し、相互の立場の理解を推進する鍵は、「立場の共通点」を見つけて、そこから相互の関係をスタートさせることです。次に、相手の主張がどんなに、理不尽に聞こえても、「なぜ、相手は、そのように主張するのか」その背景や要因を探りだすことです。それなくしては「相手の立場に立つ」ことは、掛け声に終わってしまうことになります。

●相手の気持ちを理解する鍵(2)−傾聴するスキルを習得する−
 傾聴するスキルを習得する前に、この問いの答えを自分に聞いてほしいと思います。相手のことを愛していますか、少なくとも、関心をもっていますか? もしNOなら、傾聴することは苦痛になってしまいますから、続けることはできないでしょう。私たち、夫婦の関係が劇的に好転したのは、「恋愛」という相手に自分の都合を要求するエゴ(EGOH)の関係から、「愛情」という相手のために何かをしてあげたいという与え合うエヴァ(EVAH)の関係に変わったということです。
その上で、「傾聴スキル」を習得して行きましょう。
傾聴とは、何か? 傾聴とは、心で聴くことを指します。私たちは、相手の話を耳で聞いていると思っています。しかし、耳が開いているというのは、単に「音声」として相手の話が聴覚に入ってくるということであって、必ずしも相手の「言いたいこと」や「感情」を認識しているとは限りません。多くの場合、相手の話を聞いているつもりでも、頭の中は「どう答えるか」でいっぱいになっていたりします。きちんと、自らの意識の方向を相手の心に向けることが大切です。

 例えば、リストラに会った友人があなたに嘆いたとします。
・相手の話した内容
「今まで、一生懸命働いていれば、将来は安泰だと思っていたのに、世の中がすっかり変わってしまった。簡単に首切りだもんな」
 この内容を「相手の言いたいこと」は何んだろうと意識して聴くと
・相手の言いたいこと:将来の見通しが立たない。私はどうしたらいいんだろう。相談にのってほしい。
・相手の今の感情:不安・あせり・とまどい・後悔の念・いらいら・怒り
と聴くことができるかも知れません。

 相手への気づきこそ、素晴らしい出会いを生み出すことになります。出会い直すことを初めてみませんか。
| ファミリービジョン | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0)
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