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人材教育の株式会社総合教育研究所

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和倉温泉『加賀屋』の魅力

和倉温泉『加賀屋』に泊まった体験記です。

明治39年創業の老舗である『加賀屋』は、大型観光旅館が苦戦を強いられている中、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、第6回から29年連続で総合日本一の宿に輝いています。全国の旅行会社に投票用紙を配布し、プロの目から優れていると思われる宿を投票用紙に記入して選んでもらうというものです。ちなみに、第4位に私の地元の新潟にある月岡温泉「白玉の湯泉慶・華鳳」が選ばれているのは、うれしいことですね。
小田禎彦会長の語録から日本一のヒントを探してみましょう。
「問題を誰よりもうまく解決してくれるところに、客は集まる」
「旅館では、目の届かない部屋の中でサービスが行われることが多いのです。それだけに、見ているところではやるが、見てないところでは手を抜く社員では困ります。見ていないところでも、とにかく誠心誠意、一生懸命やってもらうには、社員との間に心が通じていなければなりません。『やれ、やれ』というだけではできないのです。社員の身内が亡くなれば、お通夜、葬儀にお参りして手を取り合って泣いたり、子供が入学したと聞くと、時計をプレゼントしたり、そういうことが大事なんですね。みんな自分が一番かわいいだけに、自分の立場で物事を考えてくれる、泣いてくれる、そういう人を頼っていこうというのは当然なんですね。社員満足度を高めることを、早い時期からやってきたことがよかったのではないかと思います」
このことから分かるように、まずは、『人づくり』そして、『社員のやる気を引き出す』環境づくりを大切にしていることが分かります。
この小田会長の考え方を育んだのが、母であり先代女将の孝さんだったんですね。そのことを「いかにお客さまを喜ばせるかが生命線です。母は命懸けで、客室係を育てましたね」とおっしゃっています。戦前は、和倉温泉でも目立たない存在だったのに、孝さんの情熱で、昭和20年代後半には一流と呼ばれるようになった訳ですから、一人のリーダーの存在が及ぼす影響力はすごいものです。
 そして、『時代に合った戦略』です。
小田会長は、国内での団体客が激減する中、海外市場にいち早く目を向け、外客誘致を最重要戦略と位置づけ、平成8年から台湾誘客に乗り出して成功させています。なぜ台湾かと申しますと、台湾では、企業が成績優秀者や取引先を旅行に招待する「インセンティブ・ツアー(報奨旅行)」が盛んだからです。ここに注目し、台湾の旅行社を通じて保険、自動車、化粧品会社などに会長自ら積極的に働きかけるとともに、現地の新聞やテレビにも積極的に広告を出すなどして、「日本一の旅館」加賀屋の存在をアピールしたわけです。

最後に、私自身が宿泊して気づいた点をあげておきます。
施設の豪華さはさすがでした。非日常的な空間といってもよいでしょう。
△靴し、何といってもすごいと思わせられたのが、器と料理です。
大型旅館でありながら、器と料理に込められた料理人の意気とプロの味付けには脱帽です。
さらに、到着から出発まで、お部屋係りのきめ細かい接客サービスは
これまた、さすがでした。
ぬ襪離轡隋爾詫料でしたが、素晴らしいものでした。
OSK日本歌劇団の中心メンバーを基に結成された加賀屋専属の『雪月花歌劇団』が演じるラインダンスをはじめ、光源氏の日舞など、間近に見る躍動感に圧倒されました。
 もちろん、経営品質の視点からみれば、まだまだ、改善の余地はいくつか見つかりましたが、またお訪ねしたい魅力的なリゾートでした。
| 経営品質 | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0)
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