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幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則(1)

―第一の法則:自己イメージを変えよう―

 自己イメージとは、自分が抱いている自分に対する自己像のことです。実は、自己イメージこそ、数千年の昔から「人間は自分が考えているような人間になる」という教えにあるように、幸せな人生、幸せな組織を実現する鍵なのです。メンバー一人ひとりが、過去、抱いていた自己イメージが、今の自分を創ったのであり、今、抱いている自己イメージが、未来の自分を創ることになるわけです。メンバーが抱く自己イメージが、メンバーが集う組織の未来も決めてしまうのですから、とても大切です。
では、どうすれば、自分が抱いている自己イメージを知ることができるでしょうか?
私がお勧めしているのが、採用や研修などでよく使用されるCUBIC個人特性分析です。この内容を見ると、記入した自分が、どのような自己イメージを持っているかが明らかになります。
自分はどういう性格・パーソナリティか、どういう関心事・興味をもっているか、職場での社会性(積極性・協調性・責任感・指導性・共感性・感情安定性・自主性など)はどうか、自己信頼感はどうか、どういうことに意欲・ヤル気を出すかなど、自己イメージという自分が創ってきた作品が明らかになります。自己イメージを知ることが、自己イメージを変える第一歩です。
自己イメージの影響力を知る上で役立つお話をしたいと思います。
一つ目のお話は、鷹のひなのお話です。生まれたばかりの鷹のひなを、ニワトリ小屋に入れてヒヨコと一緒に育てると、成鳥になってからも空を飛べなくなるそうです。自分は、ヒヨコだという自己イメージができてしまうのでしょうね。
もう一つのお話は、インドで象を飼うときのお話です。
インドでは象を飼うとき、地面に杭を打って足をロープでつなぐだけです。象は、杭を抜いて逃げる力があるのに、逃げることをしないんですね。
何故でしょうか?
実は、象を小さい頃から地面に打ち込んだ杭ロープでつないでおくんです。最初は、杭を外そうしますが、力が無い子どもの象では、どうやっても杭が外せないわけです。そのなると諦めてしまうそうです。ですから、大きくなって杭を抜く力がついているのに、杭を抜こうとはしなくなるわけです。「出来ない」「無理だ」という思い込みですね。
鷹や象のように、いつのまにか抱いてしまった否定的な思い込み、自己イメージを変えてみませんかというのが、今回のテーマです。

イチロー選手が、小学6年生のときに書いた作文の冒頭の言葉をご紹介します。皆さんの小学6年生のときの自己イメージを思い出しながら読んでみてください。
「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくは、その練習にはじしんがあります。ぼくは3歳のときから練習を始めています。3歳〜7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生のときから今までは、365日中、360日は、はげしい練習をやっています。だから一週間中、友だちと遊べる時間は、5時〜6時間の間です。そんなに練習をやっているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。」
「必ずプロ野球選手になれると思います」というイチロー選手の自己イメージには脱帽です。私の小学6年生のときの自己イメージは、とてもじゃないが、イチローとは正反対な、勉強も体育も自信のない子供でした。今までの自分の人生を振り返ってみると、「人づきあいが苦手」「運動音痴」「飽きっぽくて集中力がない」「生意気で人から嫌われる」といった否定的な自己イメージとの闘いだったように思います。今、曲がりなりにも、経営コンサルタントや研修講師として、お役に立つことができるようになれたのも、自己イメージを変えてきたからに外なりません。しかし、まだ、まだ、自己イメージに枠をつくっている自分がいます。このテーマを取り上げることを契機に、再度、私自身も自己イメージの再構築に取り組むことにします。よかったら、皆さんもやってみませんか。
 では、具体的にどうすれば自己イメージを変えられるでしょうか?
 以下、具体的に考えてみましたので、ご参考にしてみてください。

◆なりたい自分をイメージし、自分を褒める
東京大学大学院の久恒辰博先生は、「人から褒められると、脳はドーパミンという快楽物質を分泌します。これが、『もっと成功したい!』という意欲を生み、努力してまた褒められれば、さらに努力する・・・・というプラスの循環が脳を活性化し、自信につながるのです」と、述べておられます。人から褒められると脳内モルヒネと言われる快楽物質のドーパミンがでるんですね。だから、褒められるって気持ちいいものなんですね。問題は、褒めてくれる相手がいないこと。でも、大丈夫です。自分が自分を褒めてあげればいいのです。
私の体験をお話いたしましょう。
私は今の研修講師という仕事をするときに、講演家の清水英雄先生にカバン持ちとして、弟子入りいたしました。営業マンの経験しかしたことがない当時の自信のない私は、人前に出ると足は震えるわ、早口になるわで、とても、プロの講師には程遠い状態でした。自己イメージが低かったわけです。「自信にあふれた自分になりたい」と清水先生の講演をお傍で見せていただいたわけです。そして、毎晩、寝る前に、鏡の前に立ち、清水先生のように自信にあふれた自分をイメージしながら、褒め続けました。
「石橋さん、素晴らしいよ。こんな短期間で、自分の伝えたいことを堂々と自信をもって伝えられるようになったんだから。皆さんに感動を与えられる講師になれたんだね。よかったね」と。

◆望ましい「思考」「言葉」「表情」を態度・行動に表す
・思考と行動:過去に囚われるのではなく、将来の不安にとらわれるのではなく、自分が現在したいこと、すべきことや、周囲の人がしてほしいことに集中して、小さな行動でいいからやり続けてみよう。つまり、結果より過程を重視しよう。イチロー選手が、毎日の地道な飽くなき行動の習慣の積み重ねで、偉大な成績を生み出しているように。
・言葉と態度:「ありがとうございます」、「大好き」、「楽しいな」、「面白いな」「うれしいな」など、感謝と喜びを言葉にしよう。
・表情と態度:みけんのしわを取り、できるだけ笑顔ですごそう。 顔は下を向かず、相手を見よう。自分が話すよりも相手の話を聞こう。

◆自分が幸せになれる点を見よう
 物事を認識する働きは、私たちの内にある無意識の働きです。この無意識の働きの特徴は、「目立つものを認識する」というものです。ですから、無意識は、長所・魅力がたくさんある人を見ると、長所・魅力を認識しようとせず、目立つ「短所・欠点」を認識しようとします。私たちの自己イメージが低いのは、そのためです。
 無意識に任せるのではなく、しっかりと、自分の長所・魅力を意識して、認識する必要があります。「自分は目が見える」「耳が聞こえる」「日本語が話せる」「歩ける」「考えることができる」「笑顔がつくれる」からスタートすればよいのです。

 幸せな人生も、幸せな組織もそこに集うメンバーの自己イメージ次第です。みんなで、低い自己イメージを高い自己イメージに変えませんか。
| 幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0)
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