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幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則(5)

―第五の法則:天に棄物なし―

 作家の神渡良平さんから教えて頂いた「天に棄物なし」という言葉は不思議に私の心に響き続けています。
なぜなら、私自身、自分の人生を振り返ったとき、「どうせ俺なんか生れてこなければよかったんだ」、「俺を愛してくれる人なんかいない」、「生きている意味なんかない」、「なんで俺ってこんなに頭悪いんだろう」など、自分を卑下し、存在そのものを否定したくなる時期があったからです。孤独感の強い、劣等感いっぱいの子供だったのです。私だけではなく、一度は、そんな思いを抱く人は、少なくないのではと危惧するからでもあります。
そんな私が、経営者や管理職の皆さんの研修講師をやらせていただいているなんて、ビックリです。その理由を探してみると「天に棄物なし」という言葉に行き着くように思います。
では、「天に棄物なし」という言葉が意味するものは何か?
「天に棄物なし」とは、目的も無く、意味もなく生まれてきた人は一人もなく、みんなに使命があること、どんな出来事も、置かれている状況も、意味があって起こっているんだということを表しています。いつからだったでしょうか、ある時から、この言葉のように、「自分の身に起きる出来事は必然」なんだと受けとめる生き方を始めたように思います。病気さえも「病は善知識なり」と言われるような、「人に騙される」ことさえ、自分の生き方を見直すよいきっかけになったと思えるようになりました。
自分という存在がもつというか、与えられたというか、「命」を使うべき「使命」を知らないままでは、せっかくの人間に生まれてきた大切な一生を台無しにしてしまいます。「命」を知れば、逆に「一生懸命」、心を尽くし、己を尽くす生き方に変わります。無一物の私が、二十数年前に裸一巻から、やってこれたのも、「命」に素直に従ったからに他なりません。そうしたら、必要な機会と必要なモノが与えられるという体験をさせていただきました。
自分の人生を無条件に受け入れる、「運命に逆らわず」という心境になれた時、人間は不退転の決意がわきあがってくるように思います。そうでないと、どうしても、権威者のいいなりになったり、不平不満のオンパレードになったり、日々に忙殺されるまま、あっという間の「酔生夢死のごとき人生」になり果ててしまいかねません。

中国唐の禅僧で、臨済宗の開祖である臨済義玄の臨済録に「随所に主となれば立処皆真なり」という言葉があるそうです。
どんな状況下に置かれても、主体的に自己を見失わず、己の使命を果たさんとするなら、与えられたその境遇その時その場が自己実現の場となるという教えでしょうか。
改めて、神渡良平さんが意訳された、ニューヨーク大学病院リハビリセンターのロビーに掲げられているある患者さんの詩「神の慮り」をご紹介したいと思います。
「天に棄物なし」がものの見事に現されています。

≪神の慮り≫

大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと
神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱な体を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の称賛を得ようとして
権力を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられていた
言葉に表されていない祈りが叶えられた

私はあらゆる人の中で
もっとも豊かで祝福されていたのだ
| 幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0)
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