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幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則(6)

―第六の法則:負の注目と正の注目

 親が子供に対して示す関心や上司が部下に対して示す関心は、正の注目と負の注目とに分けることができます。
正の注目とは、子供や部下の行動に対して「よかったね」「助かったよ」「ありがとう」「すごいじゃない」「たいしたもんだ」「できるようになったね」とほめ言葉や感謝の言葉、あるいは一緒に喜ぶなど、態度で関心を示すことです。子供や部下からすれば、自分が必要とされていると感じたり、成果や成長を認められたと感じることで、満足感を得ることでしょう。
負の注目とは、「何度言えばわかるの」「ちゃんとしなさいよ」と禁止したり、命令したり、叱ったり、罰を使って支配しようとする親や上司の態度のことです。
もちろん、子供や部下からすれば、欲しいのは、正の注目です。
 ところが、もし、あなたが正の注目も負の注目も得られず、人から無視された場合は、どうでしょう。人から何の関心も得られないということほどイヤなことはありません。このことは誰でも同じです。
「無視」されることは、自分という存在そのものの価値をおびやかします。人は、「無視」されるよりは、どんな態度であれ、自分に注目されている方を選びます。たとえ、それが負の注目であったとしてもです。
子供や部下の行動の目的は、多くの場合、親や上司の関心を引くことにあります。
親や上司にほめられたい、認められたい、わかってもらいたい、愛されたい、信じてもらいたいという思いで、子供や部下は行動するのです。ところが、いくら適切な行動をしても、正の注目を得られなかった子供や部下は、泣きわめいたり、あばれたり、物をこわしたり、すねたり、失敗したり、目標を達成しなかったり、して親や上司から負の注目を得ようとします。不適切な行動をくり返すのです。子供や部下は、無視されるよりは、負の注目をされてでも関心を引きたいのです。
あなたは、子供や部下の適切な行動に十分に正の注目を与えていますか?

●子供や部下が負の注目を得ようとする二つのケース
1)親や上司が子供や部下の適切な行動に正の注目を与えていないケース
私たちは、子供や部下の不適切な行動に関心を示すことが多いようです。たとえば、親は子供が朝きまった時間に起きて学校へ行くのは「あたり前だ」と思います。そして、朝寝坊したときだけ、子供をせかせたり、叱ったりします。これは、適切な行動は無視し、不適切な行動には注目を与えるという結果になってしまい、逆効果です。また、職場でも上司は、教えたことができるのは「当たり前だ」という態度をとり、できない部下には注意をしたり、やる気がないと責めたりしますが、これは、不適切な行動に注目を与える結果になります。あなたも子供や部下が適切な行動をしたときには、あたり前のこととして注目せず、不適切な行動をしたときだけ目を向け、注意を与えてはいませんか? 親や上司が子供や部下の適切な行動に注目を与えずにいると、子供や部下は「不適切な行動をとったときだけ親の関心を得ることができる」と感じるようになります。その結果、子供や部下は「親や上司の関心を得たいときには不適切な行動をとろう」と無意識のうちに、決心するようになります。

2)子供や部下に与えた課題が難しすぎるケース
親や上司の与えた課題が難しすぎると、子供や部下は最初のうちは期待に応えようとしますが、やがて「自分の能力ではそれに応えられない」と感じ、挫折してしまって、不適切な行動をとることによって、その課題から逃れようとします。「与えた課題が難しすぎたために、子供が挫折した」ということに気づかない親は、「やる気がない」「意気地がない」「努力が足りない」などと子供を批判して、子供に負の注目を与えてしまいがちです。職場でも、経験の豊富な上司には簡単なことでも、部下によっては難しい課題があります。「与えた課題が難しすぎたために、部下が自信を失った」ということに気づかない上司は、「やる気がない」「意気地がない」「努力が足りない」などと部下を批判して、部下に負の注目を与えてしまいがちです。
そうすると、子供の場合は、ますますくじけてしまい、与えられた課題をやりぬこうとするよりは、親をあきらめさせ、あるいは、親から負の注目を得つづけるために不適切な行動をくり返すようになります。たとえば、「勉強しろ、学校で一番になれ」と子供にせまっていた親でも、子供が非行化してしまえば、子供に勉強させるどころではなくなり、勉強についての圧力はかけなくなりますし、しかも、子どもに負の注目を与え続けることになります。これこそが、子どもの望むところなのです。
部下の場合は、同じように、与えられた課題をやりぬこうとするよりは、自分は能力がないんだ、適性がないんだとますますくじけてしまい、最初から目標達成を諦めることになります。時には、会社を辞めていくことになります。社員が定着しない会社の最大の理由は、多くの場合、このことが原因と考えられます。

では、罰に代わる「子育て」「部下育成」の方法として、どんな対応をすればいいのでしょう。それには、次の3つのことが大事になってきます。
”堙切な行動に注目を与えない。負の注目をしない。
適切な行動をみつけて認める。正の注目をする。
E切な行動をしている他の子供や部下に関心を向ける。正の注目をする。

乱暴なところがある子どもに対しては、友達と仲良くしているときに、「友達と仲良く遊んでいるのは、お父さんとても嬉しいな」などと言って関心を示しましょう。もし、乱暴を始めたら、そのことに注目せず、他の乱暴していない子どもに注目し、「一緒に遊ぼうか」などと言って関心を向けます。
 自信がなく、消極的な部下に対しては、「挨拶リーダー」「整理整頓リーダー」など、あえて簡単なことだけど、特別な役割を与えて、スポットを当て、上司として応援しながら、ちょっとでも取り組んでもらう場面で、「今度の役割は○○君に期待しているよ」「挨拶よくなってきたね」など小さな成果に注目します。低迷している営業マンであれば、業務プロセスで、「商品知識は素晴らしいね」「第一印象はさわやかでいいよ」などやれているところに注目します。その上で、本人に、成長課題を見つけさせます。
 さあ、今日から即実行です。
| 幸せな人生・家族と組織を実現する8つの法則 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0)
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