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人材教育の株式会社総合教育研究所

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長寿企業の成功法則(3)

―見えざる資産―

最近までの「企業の価値」に対する考え方は、財務諸表や株価のように「見える資産」を絶対視するものでしたが、産地偽装などの不祥事が多発したことで、コンプライアンス問題や環境問題に関する企業の社会的責任(CSR)、さらには、社員のモチベーションの低下が問われ始めています。実は、「見えざる資産」が企業の競争力の源泉となっていたことに、やっと関心をもつ時代が久しぶりに訪れたようです。あえて規模の拡大を追わない大半の長寿企業は、そのことを一代相伝として伝承してきたように思います。
では、「見えざる資産」とは何を指しているのでしょうか?
「見えざる資産」を大きく、三つに分類してみます。
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顧客、流通チャネルとの取引実績や信頼関係、ニーズの把握、満足・不満足要因の把握、クレーム対応などがあります。
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社員の技術開発力、熟練やノウハウ、特許及び改善・改革の経験とやる気、サプライヤー、アウトソーシング先との取引実績や信頼関係などがあります。
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変革を生み出すリーダーシツプ、理念に基づいた効果的戦略と戦術、顧客価値を生み出す業務プロセス、フラットな組織構造、効率的マネジメントの仕組み、主体的・協働的・チャレンジ精神旺盛な企業文化、ブランド力、意思決定に有効な情報システムなどがあります。
経営品質向上活動は、まさに、これらの「見えざる資産」を確実に増やすことで、「見える資産」につなげる活動だと言うことができます。

このように、「企業の価値」の中核である「見えざる資産」の創造とは、企業を取り巻くあらゆる利害関係者との直接的・間接的な対話を通して形成される信頼関係によって成り立っていることが分かります。そして、信頼関係から生み出される創発的な新しい情報と知識、つまり、最終的には「情報資産」が、最大の第四の「見えざる資産」として蓄積されていくことになるのです。

PDCAのサイクルが回る企業とは、理念に共感して、戦略達成を誓い合った同志という仲間意識が不可欠です。だからこそ、自然に関心を持ち合える情報という「見えざる資産」に触発され、「気づき」が起こり、思考が誘発される結果、「創発」につながり、「新製品開発」や「業務改善」などの活動が生み出させるのです。この一連の学習するプロセスと変革の継続性が、企業内に「見えざる資産」として、さらに組織的能力を高めることになりまるのです。
| 長寿企業の成功法則 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0)
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