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人材教育の株式会社総合教育研究所

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みんなが輝くファシリテーション(3)

―“体験学習”のステップ―
 "人は体験からさまざまなことを学ぶものである"とは、よく耳にする言葉です。特に、幼少時の頃の原体験が、その後の人生の価値観や思考パターンを形づくっているとも言えましょう。
実は、私たちは、自分自身はもちろん、周囲の人たちが日々の職場において体験する様々な出来事から学ぶことができます。特に、失敗から学ぶことが成功への確実な歩みだということができますが、意外と「失敗から学ぶ」ことは簡単ではありません。
今号で取り上げた“体験学習”は、このように私たちが日常生活の成功や失敗体験から、あまり意識せずに学んでいる学び方を、教育方法として構造化したものです。

“体験学習”の6つのステップを現場のミーティングの具体的なケースから疑似体験してみてください。
(1)体験する(何かをしてみる)
職場で、業務課題を解決するために話し合いを始めた。Aさんがリーダーとしてロ火をきった。しばらくしてB、Cさんが発言するが、発言は途切れがちで、Dさんもポツリと一言発言するだけでした。結局、何とか課題は達成されたが、いつものように、Aさんが一人喋りまくる場となりました。E、Fさんは一言も発言しないで終わりました。

(2)経緯を見る(何が起こったのか)
ほとんどの時間、Aが喋っていた。何事もAが一人で決めてしまった。BとCは少しだけ発言したが課題解決に反映されなかった。DはAに促されて発言しただけだった(その時Dは言いたくなかったのだが仕方なく発言)。E、Fは一言も発言せず。課題は達成されたが、合意が成されていないので、みんな満足していない。

(3)分析する(なぜそうなったか)
Aは、リーダーシップに対する考え方が、「俺についてこい」だと思っていた。それと、課題解決に気をとられ、周りが見えなくなってしまった。Dは言いたくなかったが、のけ者にされないかと不安だったので話した。E、Fは、後半言いたくなったが、Aがどんどん進めていくので、さえぎると悪いと思い、遠慮して黙っていた。

(4)気付きを整理する(何を学んだか)
Aは、課題解決の話し合いをする時はあせらず、いつもメンバーの反応に注目することの大切さに気付いた。Dは意思表示を明確にすることが、結局はグループに貢献することになることに気付いた。E、Fは、Aに悪いと思って遠慮するのではなく、相手のためにフィードバックすることが相手のためになることに気付いた。

(5)再計画する(そこでどうする)
Aはゆっくりと、チームのメンバーの意思を確認して進めてみることにした。発言しにくい雰囲気がないかも、意識して観察してみることにした。Dは自分の意思を明確にして、はっきりと相手に伝えることにした。E、Fは、遠慮しなくてもすむような関係を普段からつくるようにした。それと、積極的に発言していくことにした。

(6)実践する(計画を実行する)
2度目のグループミーティングを実施。Eが勇気をもってロ火を切る。Fも続いて発言しようとするが、やはり躊躇してしまう。Fの様子を見ていたAは、Dに働きかけ、Fの意見を引き出そうとした。Aは、質問を投げかけるようになった。場の雰囲気を和らげようと、笑いを誘いだすように振舞うが、なかなかメンバーはのってこない。つい、説得したい気分が強くなった。

このように、“体験学習”のシナリオを使って、成長し合える組織をつくりたいものですね。
| みんなが輝くファシリテーション | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0)
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