会社概要 | お問い合わせ | サイトマップ

人材教育の株式会社総合教育研究所

<< ストレスマネジメントを考える(1) | main | 組織心理学とは(1) >>

ストレスマネジメントを考える(2)

 メンタルヘルスの問題は、心の健康、人事管理のコスト、労働生産性の低下、訴訟リスクといった問題だけでなく、そこで働いている社員の働く意欲の低下にもつながるといった、重要な経営課題になってきています。
 今号では、職場環境とメンタルヘルスの結合の必要性を考察することにします。メンタルヘルスを「疾病とその治療」という狭い枠の中で考えるのではなく、ストレスマネジメントを職場の対応も含めて改善を図るという、より包括的な考え方で理解することにしたいものです。
 企業の従業員の中でも長期休業者の約6割が精神疾患の罹患者だと言われています。発症してしまうと回復が遅れることが多い心の病だからこそ“事前予防”を重視したいのです。やっと、最近の企業のメンタルヘルス管理の潮流が、発症後の事後対応が主体だったものから、事前予防にシフトしてきたことは、歓迎すべきことです。一方で、精神疾患には、発症に至る前に自覚できるストレス反応がある場合が多く、以下に示しているように5段階で徐々に深化していくと言われています。
この中で、第5段階の“憂うつ感”は、“軽うつ症”と呼ばれ、精神疾患発症一歩手前の危険な状態ですから、この段階まで悪化する前に、そのことに気付き、事前予防的な対策を打たなければなりません。
 具体的には、業務量過多がストレスの原因の場合、社員と話し合って業務量を軽減することが必要になります。また、ストレスの原因には、量的なものばかりではなく、仕事の目的や目標、組織の中で果たすべき役割が曖昧になったり、能力・権限の不足などから、遂行している職務の成果がだせないなど質的なものもあります。これらの多くは、職場の人間関係上の問題として現れる場合も少なくありません。そのため、質的ストレスのケースでは、管理職は自分のマネジメントスタイルを見直したり、メンバーとのコミュニケーションを積極的に図るなどの対応が求められます。

●心理的ストレス反応の5段階
≪段階1 疲労感≫心身両面で疲れを感じる。具体的には起きたときから疲れきっている。
≪段階2 イライラ感≫感情が不安定になり、特にわずかな刺激でも怒りやすくなる。具体的にはわずかなことで腹を立てる、指図されると腹が立つなどの状態が現れる。
≪段階3 緊張感≫自分の能力が問われるような場面や未経験の状況などで落ち着きのなさや、自己信頼の低下などが現れる。具体的には、会議での発表でつまずいたり、仕事が手につかないなどの状態が現れる。
≪段階4 身体の不調感≫身体の変調や不調を感じやすくなる。具体的には、胸の痛み、動悸、発汗、息苦しさなどの不調感が自覚される。
≪段階5 憂うつ感≫気乗りがしない、何に対しても面白くない(“抑うつ感”とも言う)。物事への興味がわかない、根気が続かない、注意力が低下してミスが増えるなどの状態が現れる。
| ストレスマネジメントを考える | 15:21 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://iroha.sogokyouiku.com/trackback/1630763
トラックバック

<ご相談・資料請求などは、下記までお気軽にどうぞ。>

このページの先頭へ
更新情報
最近のもの
カテゴリー
過去のいろは帖
総合教育研究所代表 石橋正利のブログ
更新情報
【 無料メールマガジン 】

「経営いろは帖」は、毎週1回(月曜日)にお届けする無料のメールマガジンです。
メール版をご希望の方は、こちらからカンタンに登録が出来ます。

※「まぐまぐ!」にてメルマが発行しています。 ボタンを押すと、「まぐまぐ」登録完了画面に移動します。