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愛すべきドラッカー(1)

JUGEMテーマ:ビジネス
 

〜働くことの意味〜

 

 新しい「経営いろは帖」のシリーズとして、私が大好きなドラッカーを特集することにします。いつの間にか、私も社会に出て40年が経ちましたが、最近、ドラッカーの言葉に、強く共感するようになってきました。

 今回参考にした図書は「PF・ドラッカー〜理想企業を求めて〜」です。

この本は、マッキンゼー出身のコンサルタントであるイーダスハイム博士が、ドラッカー本人からの執筆依頼を受けて、その最晩年の1年半を独占密着インタビューしてまとめたものです。ドラッカーからわれわれへの、激動の時代に向けた最後の助言の数々だと言えます。

 

 今号取り上げるドラッカーのメッセージは次の言葉です。

マネジメントとは人に関わることであり、その役割は、人が共同して成果をあげることである。強みを発揮させ、弱みを意味なくさせることである。

 

人に関わること」というと、ホンダの基本理念にある「人間尊重」を思い出します。「人間尊重」とは「自立・平等・信頼」という考え方で構成されています。そして、「職場とは人間形成の場」だという本田宗一郎の思いを表現したものでもありますが、ドラッカーの「人が共同して成果をあげることである。強みを発揮させ、弱みを意味なくさせることである。」と全く同じ考え方が表現されています。

自立

自立とは、既成概念にとらわれず自由に発想し、自らの信念にもとづき主体性をもって行動し、その結果について責任を持つことです。

平等

平等とは、お互いに個人の違いを認め合い尊重することです。また、意欲のある人には個人の属性(国籍、性別、学歴など)にかかわりなく、等しく機会が与えられることでもあります。

信頼

信頼とは、一人ひとりがお互いを認め合い、足らざるところを補い合い、誠意を尽くして自らの役割を果たすことから生まれます。Hondaは、ともに働く一人ひとりが常にお互いを信頼しあえる関係でありたいと考えます。

 

ドラッカーは、事業活動において、人を中心に置かなければならないといい続けた人です。「人こそ最大の資産である」という言葉に象徴されるように、あらゆる局面において人間的要素を重視しました。何としても、職場において、生計の資、成長の機会、貢献の場、生きる目的をもつことができるようにしたいというドラッカーの思いを感じざるを得ません。

人こそ最大の資産である」という状況とは、どんな状況を皆さんはイメージされるでしょうか。ドラッカーは、「理念と価値観によって動かされ、知識と能力と絆を活かして、信じがたい成果を上げている」と表現しています。働くことの意味を考えると「理念と価値観によって動かされ」ること、貢献していることを実感できる環境にいることが、とても大切だと思わざるを得ません。「貢献していることを実感できない仕事なんかやっちゃだめだぞ! 」と日々叫んでいるのが私の仕事です。

 

それと、日本人の私たちが職場で使わなくなった「」という言葉が使われていることにも胸を打たれます。明治維新という奇跡を成し遂げた若き名も無き志士たちの姿そのものですね。

」というと、東京都消防庁第8消防方面本部消防救助機動部隊 (通称:ハイパーレスキュー隊)の”愛・技・絆”という隊訓を思い出します。

まず、愛(おもいやり)がなくては、見も知らない人の救命に、自分の命を掛けることができません。しかし、愛があっても、技(知識・技術・経験・知恵)が無くては、助けることができませんから、“何とか助けたい”という強い思いが、一生懸命、技を磨き続けようとする姿勢につながっています。そして、仲間との強い絆(信頼関係)、地域との絆、人間としての絆がなくては、仲間が支えるロープ一本に自らの命を託すことができませんよね。

 

ところで、企業がどれほど人こそ最大の資産であるという考え方が実践されているかは、「全社員が何のためらいもなく、次の三つの問いにイエスと答えられるか」によって知ることができるとドラッカーは言っています。皆さんの職場は、どうでしょうか?

●あなたは敬意をもって遇されているか?

●あなたは貢献するうえで必要な教育訓練と支援を受けているか?

●あなたが貢献していることを会社は知っているか?

 

最後に、「組織の優劣は、平凡な人間をして非凡なことをなさしめるか否かにある」とは、管理職が心しなければならない問いかけです。いや、管理職だけではなく、世の中の全ての父親・母親に、この言葉を噛みしめてもらいたいと強く思います。

| 愛すべきドラッカー | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0)
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