会社概要 | お問い合わせ | サイトマップ

人材教育の株式会社総合教育研究所

<< OJTと目標管理 〜部下の戦力化を早める〜 | main | 子供が天才になるスイッチ 〜子供から学ぶ目標管理〜 >>

森信三の世界 〜人生二度なし〜

JUGEMテーマ:学問・学校
 

今、あなたの人生は豊かな喜びにあふれているでしょうか?
今号は、神渡良平先生が書かれている書籍「森信三の世界/佼成出版社」と森信三師が天王寺師範の講師時代に記録した「修身教授録/致知出版社」から、豊かな人生を送る上のモデルとしたい森信三師を取り上げることにいたします。


 森信三師とは、『学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず、ただ宿縁に導かれて国民教育者の友としてこの世の生を終えむ』 という自銘の言葉に従い、西洋の哲学に飽きたらず、日本人として如何に生きるべきかの探求から「全一学」を提唱された実践人でした。教育においては 「しつけの三原則」、主体的人間になるための 「立腰教育」などをひろめられました。(参照:一般社団法人実践人の家)
 森信三師の『学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず』、『全一学』、『実践人』という言葉から見えてくる教師像は、自ら宗教団体を解散し、不必要な知識や記憶がもたらす条件付けからの解放を唱えたインドの哲人クリシュナムルティが「理想の教師とは?」との質問の答えにあまりにも合一していることに驚きます。
 クリシュナムルティは、「理想の教師とは?」に対し、こう語っています。
「完壁な教師とは、疑いなく、自分自身には何ものも求めず、政治や権力や地位にとらわれていない人のことです。彼は、内に豊かであるがゆえに、自らには何ものも求めないのです。彼の知恵は書物の中にはありません。彼の知恵は刻々の体験にあります。・・・疑いなく、教師は単なる情報の与え手ではなく、彼は知恵への道をさし示す者のことです。真理は、教師よりもはるかに重要なのです。それゆえ、真理の探求者である皆さんは、生徒でありかつ教師でなければなりません。・・・己れ自身の内に永遠なるものを発見したがゆえに、彼は他の人がそれぞれの悟りへの手段を発見するうえで助けになる知識を分け与えることができるのです。」(出典:クリシュナムルティの教育・人生論/コスモス・ライブラリー)

●全一学
「宇宙の哲理と人間の生き方を探求する学問」であり、常に実践を重んじ、実践から得た真理のみから体系化された思想として、「全一学」と称されたんですね。
「実践から得た真理」という言葉は好きですね。

●しつけの三原則(一般社団法人実践人の家)
(一) 朝のあいさつをする子に。
それには先ず親の方からさそい水を出す。
(二) 「ハイ」とはっきり返事のできる子に。
それには母親が、主人に呼ばれたら必ず「ハイ」と返事をすること。
(三) 席を立ったら必ずイスを入れ、
ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に。

●立腰教育(一般社団法人実践人の家)
つねに腰骨をシャンと立てること−これ人間の根性の入る極秘伝なり。
人間は心身相即的存在ゆえ、性根を確かなものにしようと思えば、まず躰から押さえてかからねばならぬ。それゆえ二六時中、「腰骨を立てる」以外に、真に主体的な人間になるキメ手はない。「腰骨を立てる」ことは、エネルギーの不尽の源泉を貯えることである。この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい。
一、腰骨を立て
二、アゴを引き
三、つねに下腹の力を抜かぬこと
同時にこの第三が守れたら、ある意味では達人の境といえよう。

●人生二度なし
 ここで、森信三師の師範学校の学生に向けた「人生二度なし」の講義録から、その思いを解いてみましょう。
「・・・諸君らは生まれて二十年、今こそここに志を立てるべき時です。だが諸君! 諸君らは、誓って死後にも生きるような人間になろう、という大志を立てたことが果たしてあると言えますか。しかし、このような志が真に確立しない限り、諸君らは真に深く自分の生命を愛惜するとは言えないでしょう。何となれば、真の精神は不滅であり、いかに凡人といえども、その生涯を深い真実に生きたなら、必ずやその死後、何らかの意味でその余韻を残しているからです。こういうわけですから、諸君らとしても今のうちに、この「人生二度なし」という真理を痛感して、いささかでもよいから、その精神が死後にも生きるような人間になって戴きたいと思うのです。でなければ、せっかくこの世へ人間として生まれてきた意義はないと言えましょう。・・・かくして人生の真のスタートは、何よりもまずこの『人生二度なし』という真理を、その人がいかに深く痛感するかということから、始まると言ってよいでしょう。」(出典:修身教授録/致知出版社)
森信三師の「人生二度なし」の言葉に、唯一無二の今生の人生の使命を自覚し、志を遂行する人生を生きなければと強く思わざるを得ません。

 最後に、このメルマガをお読みいただいている組織リーダーの皆さん、家庭リーダーの皆さん、次の森信三師の言葉をプレゼントします。
 「教育とは、流れる水に文字を書くようなはかない仕事なんです。しかし、それをあたかも岩壁にノミで刻みつけるほどの真剣さで取り組まなければならないのです。教師がおのれ自身、あかあかと火を燃やさずにいて、どうして生徒の心に点火できますか。教育とはそれほどに厳粛で崇高な仕事なのです。民族の文化と魂を受け継ぎ、伝えていく大事業なのです」

 リーダーとしての自分自身の生き様こそ、人が育まれる環境づくりなのだということ、そして、部下や子供から学ぶ覚悟こそ、リーダーには必要なのだと、改めて覚悟する号となりました。
| 推薦本 | 04:11 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://iroha.sogokyouiku.com/trackback/1630822
トラックバック

<ご相談・資料請求などは、下記までお気軽にどうぞ。>

このページの先頭へ
更新情報
最近のもの
カテゴリー
過去のいろは帖
総合教育研究所代表 石橋正利のブログ
更新情報
【 無料メールマガジン 】

「経営いろは帖」は、毎週1回(月曜日)にお届けする無料のメールマガジンです。
メール版をご希望の方は、こちらからカンタンに登録が出来ます。

※「まぐまぐ!」にてメルマが発行しています。 ボタンを押すと、「まぐまぐ」登録完了画面に移動します。